豊胸手術の方法は様々ですが、特に大きさを重視する方は「シリコンバッグ」を選択する人が多い傾向にあるようです。シリコンバッグは安全な素材で出来ており、確実にサイズアップをしたい人には効果的な方法です。
事前に知っておく必要があるのが、破裂や破損などのトラブルへの正しい対処法。美しい理想のバストを保ち続けるためにも、しっかりと確認しておきましょう。
シリコンバッグは確実なサイズアップが望める豊胸手術の方法のひとつで、特にボリューム感のあるバスト作りに最適な方法であるといわれています。
現在主流のシリコンバッグはよほどのことがない限り破裂・破損は考えられないようですが、時として胸の形が不自然に変形してしまったり、皺が寄ってしまったりといったトラブルも確認されています。
安心して美しいバストをキープできるように、トラブルの際の対処についての知識を身に着けておきましょう!
現在主流の豊胸手術の方法としては、「ヒアルロン酸注入」「脂肪注入」「シリコンバッグ」があります。
まずヒアルロン酸注入ですが、最も手軽な方法として知られており、ダウンタイムも少なく手術費が安くすむといったメリットがあげられます。
しかし、ヒアルロン酸注入による効果は1年~2年程度で、そのままのサイズをキープするためには定期的にヒアルロン酸を注入しなければなりません。継続して通院する必要があるので、かえって手術費がかさむという人も。理想の大きさを保つには、一定の時間と労力が必要な方法です。
次に、脂肪注入ですが、どの豊胸手術よりも自然な感触で、バレにくい豊胸手術としても知られています。手術費用は他の豊胸法よりも高額ですが、シリコンバッグの仕上がりまでに必要な時間が1年程度であるのに対し、脂肪注入なら半年程度ですむといわれています。
しかし、注入に使う脂肪は自分の体脂肪を用いるため、脂肪注入による豊胸手術を行うためには、注入するだけの脂肪があるかどうかが重要になってきます。
シリコンバッグによる豊胸手術は、仕上がりまでの時間は1年と他の豊胸手術よりも時間が長く必要になります。大きさの調整も容易でサイズが自由に選べるため、理想とするバストがある方やボリューム感のあるバストを手に入れたい人には最も効果的な方法であるともいわれています。
また、シリコンバッグの中身はその名の通りシリコンですが、現在主流となっている材質は「コヒーシブシリコン」と呼ばれる粘度の高いタイプのもの。
表面が破裂・破損してしまったとしても、形を保つ力が強いので、流れ出ることもほとんどありません。また衝撃にも強く、耐久性に優れているシリコンであるといわれています。
耐久性に優れたシリコンバッグですが、思わぬ衝撃が加わってしまった時には、破損・破裂する可能性も考えられます。普段とは違う異変に気が付いたらすぐに担当医の診察を受けましょう。
シリコンバッグが破損・破裂した場合には、手術によって除去を行います。除去後のバストはシリコンバッグによって乳腺や筋肉が圧迫されていたため、手術前よりもくぼんだような感覚に陥ることがあります。
元のバストを取り戻すために除去手術と並行して新たなシリコンバッグを入れる必要がありますので、手術前に医師と相談しましょう。
シリコンバッグのメーカーによっては、耐久性を保証して破損・破裂の際には無償で新たなシリコンバッグを提供してくれる場合もあるようです。
豊胸手術をする病院を選ぶ時点で、アフターケアが充実しているかどうかをチェックすることも忘れずに行うと良いですね。
シリコンバッグは技術の進歩によって以前よりも格段に寿命が長くなっており、現在主流の「コヒーシブシリコン」の寿命は20年~30年ともいわれています。
ですが一般的には15年程度と説明する美容クリニックも多く、これにはシリコンバッグの寿命という意味だけではなく、その年数で入れ替えることが望ましい、といった意味合いも込められています。
歳を重ねるごとに、人の体は変化していくものです。痩せてしまったり、姿勢の癖によって左右のバストトップの位置がずれたような印象になることも考えられますよね。
すると、以前に手術によって入れたシリコンバッグの位置だと、何となく不自然に見えてしまうことも十分あるでしょう。
一度シリコンバッグを入れたら半永久的なものとは考えずに、医師によるカウンセリングを受けてみたり、場合によってはメンテナンスのための入れ替えも検討すると良いかもしれません。
破裂・破損の有無に関わらず、違和感や不快感があるならばぜひ手術を受けたクリニックに相談してみましょう。
シリコンバッグの破損・破裂のトラブルの正しい対処法について解説しました。最近のシリコンバッグは耐久性に優れており、医療用品としての扱いを受けているものの、予期せぬ衝撃が加わると破れてしまうことも考えられます。その際には担当医の診察を受けるとともに除去手術を行う必要があります。
除去手術やシリコンバッグを新たに入れ直すなど、トラブルが起こった際のアフターケアが充実しているかも病院を選ぶ上で大切なポイントのひとつです。
長いダウンタイムを乗り越え、シリコンバッグで作り上げたバストが保てないのはとっても悲しいですよね。いざという時にもしっかり対処してくれる病院で、理想の美しいバストを手に入れましょう!